【化粧品OEMコンサルティング】クレイ配合スキンケアパックの開発
2022.11.19
東京の人材開発会社さまより、クレイを使ったスキンケアパックの開発についてご相談いただきました。
こちらの会社の社長さまが、ご自身でクレイパックをスキンケアに取り入れて、非常に効果を感じているとのことで、ご自身でも、商品開発をして販売されたいとのご相談でした。
雑貨として販売か、化粧品として販売か?
たくさんの質問項目をいただいた中で、一つ大きなテーマだったのが、「雑貨として販売するか、化粧品として販売するか」というテーマでした。
こちらの社長さまが、ご自身で、取り寄せたクレイを調合してパックをされていて、とても使い心地がよいとのことでした。この使い方を消費者にも広めたいとのこと。なんとなく、薬機法のことは知っているものの、雑貨なのか、化粧品なのか、どちらで販売していいものか悩まれていおりました。
こういったご相談、とっても多いんです。特にオーガニックや自然派コスメを開発される方に多いのですが、ご自身で手作りスキンケアを作って、肌の調子がとても良くなったので、いろんな人に広めたいんです!と。とても良くわかります。。。。。
まず、手作りで作った化粧品を他人に販売したり、譲渡することも、薬機法上は禁止されています。
よく、石鹸を手作りされたり、アロママッサージオイルなどを調合したりされる方が、化粧品製造販売業の許可を所持せず、販売する方がよくいらっしゃるのですが、禁止行為なのですよね。
では、「雑貨」としてはの販売はどうか、ということなのですが、これもグレーゾーンと言わせてください。
なぜなら、雑貨の場合、化粧品のような効能効果を謳うことはできません。「保湿効果」なんかも一切ダメなのです。
なので、香りや色を楽しむということでしたらOKとなりますが、用途はおそらく違いますよね。このままだと、非常に売りにくい商材となってしまいます。だから、グレーとしております。
今回、ご相談いただいた社長さまもそういったリスクをお伝えしつつも、一旦は「雑貨」としての販売を希望されていました。しかし、2回めのご相談の際に、お考え直したとのことで、化粧品としての販売に切り替えておりました!
とても素晴らしいですね。こちらからお伝えしたリスクについて、よく検討していただいたようでした。
化粧品として販売する場合、化粧品製造販売業、化粧品製造業の許可をもつOEM会社にて製造します。製造上や品質上の責任は、このOEM会社がもってくれることになります。もちろん、製造前の設計段階で、安定性や安全性についてきちんと試験をしてくれますが、もし、消費者の手元でなにかがあっても、責任をもってくれるのは心強いですよね。
せっかく自分で育てたブランドの化粧品ですから、使っていただく方には安心して使っていただきたいですよね。
化粧品は効能効果は緩やかであることが定められていますが、ときに肌トラブルを引き起こすことがあります。
こういったリスクを少なく、安全に使える化粧品の技術を、化粧品会社は持ち合わせているのです。
ぜひ、そういった技術を信頼して頼っていただき、お客様の方には「売る」ことに専念できるよう、お手伝いさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。