個人でも化粧品OEMをスムーズにすすめるコツ

こんにちは。化粧品OEMコンサルをしているエミです。今回は個人で化粧品OEMを利用して化粧品をつくっていく話を書こうと思います。

個人でオリジナル化粧品を作ろうとしている方からよく頂くお悩みとして、「化粧品OEMをどうやって進めたらよいかわからない。」「どういうコンセプトで化粧品を作ったらよいかわからない。」といったご相談をうけます。今回は化粧品のコンセプト設計の考え方や、個人でも化粧品OEMをスムーズにすすめるコツについて解説していきます。

そもそも化粧品OEMって?

 化粧品はそもそも化粧品製造販売業・化粧品製造業の許可をもっている会社でないと化粧品を製造販売してはいけません。薬機法でそのように定められているからです。しかし、安心していただきたいのは、化粧品を仕入れて販売するだけであれば、許可をもっていなくても販売することができます。皆さんのようにこれから化粧品を作ろうと思っている方は、化粧品製造販売業・化粧品製造業許可をもっている会社に依頼して、化粧品を作ってもらうことになります。このような会社を化粧品OEM会社といいます。化粧品OEMとは、依頼者から受けた仕様で化粧品を受託製造することをいいます。

化粧品のコンセプトってどうやって決めたらいいの?

 化粧品を実際に製造するのは化粧品OEM会社におまかせできることがわかりました。では、これから皆さんは、「どのような化粧品を作っていくか」ということを決めていく必要があります。

 そこで問題になるのは「どのようなコンセプトの化粧品をつくるか」ということになります。コンセプトが決まらないまま、例えば美容液を作りたいという漠然としたイメージで進めていくと、最終的になにが売りなのかわからない美容液ができあがってきます。どういうことかというと、化粧品OEMに「美容液を作りたいです。」とお願いすると、おそらく定番処方の当たり障りのない美容液が提案されてくると思います。化粧品OEMとしては、なるべく安定している処方でハズレのない商品の方がリスクが少ないからです。そこでコンセプトが決まっていないので、「他にないですか?」といった要望を化粧品OEMに投げるとします。そうすると、化粧品OEMはとても非常に困るわけですね。一応提案はされると思いますが、時間がかかるか、先程のやりとりの繰り返しになるというパターンです。

 そこで、どのようなコンセプトの化粧品にするか、なのですが、これも本当に難しい問題にはなります。結論として、まずシンプルに皆さんの化粧品に対する悩み、もしくはお肌に関する悩みをあげてみてください。できれば長年ずっと思ってきたことの方が良いです。「その悩みを解決してくれる化粧品」それがそのまま、コンセプトになります。そして、自分が長年悩んできたことを解消してくれるということは、自分が一番使いたい化粧品になるはずですよね。その悩みは小さなことから、深刻なことまで様々だと思います。たとえ小さな悩みでも、例えば日頃使ってる化粧品の使いにくさを、あなたの化粧品で解決してあげるだけで多くの方のストレスがなくなるかもしれません。ぜひ一度考えてみてください。

 なぜ、悩みをコンセプトにするのかということなのですが、その化粧品をおそらく皆さん自身が売っていくことになると思います。その際に、悩みをコンセプトにすることで、ぶれない販売戦略をたてることができます。また、情熱をもって売り込むことができるのです。私自身、個人で化粧品OEMを依頼される方の案件を多数経験してきました。その中で感じたことは、一番苦労するのは、化粧品をつくった後の販売になります。そこできちんと結果を出している方の共通点として、信念がぶれないこと、作った化粧品に満足していること、情熱があることになります。

 自分の長年の悩みを解消した満足のいく化粧品が作れると、どんな場面でも信念がぶれず、発言にも一貫性があり、情熱をもって売っていくことができます。結果的にそういった化粧品の方が消費者にうけ、売れる商品となるわけです。

個人で化粧品OEMをすすめる上で注意すべきこと

 個人で化粧品OEM会社に依頼して、化粧品を作っていく時によくあるお悩みが、「うまく伝わらない」「話がなかなか進まない」といったことがあります。うまく進めるコツとして、「とにかく具体的に伝える」ということです。化粧品って使用感などは特に感覚的な要素が多いので、どうしても曖昧な表現を使ってしまいがちです。化粧品OEMをよくわかっている方ほど、具体的に伝えることを徹底しています。

 例えば伝える項目として、入れたい成分、テクスチャー、香り、容量、価格、パッケージ、納期などがあります。一番伝えるのが難しいテクスチャーや香りについては、参考になる他社メーカーの商品を送るか、商品名を伝えて、そこから修正するのが今まででOEMをやってきた中で一番伝わるし、早いです。化粧品OEMはあくまで受託製造なので、こちらから仕様を伝えないと動かないのが標準になります。活かすも殺すもあなた次第になってくるわけです。化粧品OEM会社の言いなりにならず、ぜひ、あなた主導で化粧品開発を進めていってください。

この記事を書いた人

エミ@化粧品OEMアドバイザー